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利用者に適した支援を実現する上で、重要な役割を果たしているモニタリング。就労定着支援事業所で働かれている皆様の中には、モニタリングの目的や書き方について、詳細を知りたいという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
この記事では就労定着支援のモニタリングについて、その目的や実施の流れについて解説します。
就労定着支援におけるモニタリングとは?
モニタリングは、利用者ごとに作成した個別支援計画やサービス等利用計画について、その内容が利用者の状況やニーズに合ったものであるかを定期的に確認するプロセスのことです。事業所での支援を通じて利用者の能力や環境に変化が生じた場合には、再度計画を見直してより利用者に合った状態に修正していきます。
また、個別支援計画のモニタリングはサービス管理責任者が、サービス等利用計画のモニタリングは計画担当者が実施します。
就労定着支援のモニタリング実施のタイミング
モニタリングは個別支援計画の内容と実際の支援を経た利用者の状況・状態を評価するものです。そのため、個別支援計画の期間内に少なくとも1回以上、モニタリングを行う必要があります。就労定着支援では個別支援計画の期間が6ヶ月なので、その期間内に実施しましょう。
就労定着支援のモニタリングシートとは?
モニタリングシートは、実際にモニタリングを行ったことで見てきた利用者の変化や、新たな課題の見直しなどのポイントを整理し、まとめる書類のことです。
モニタリングシートに盛り込む項目
モニタリングシートには、一般的に個別支援計画と連動して記載する項目と、モニタリング用の項目があります。
具体的には、以下のような内容を記載します。
個別支援計画と連動する項目
- 短期~長期目標の達成度
- 利用者の満足度
- 支援計画の進捗
- 支援の効果
- 支援の適正さ
- 支援を通した利用者の反応
- 支援計画の見直しの要否や変更点
モニタリング用項目
- 氏名、生年月日、住所などの基本情報
- モニタリング実施者と同席した職員の氏名
- モニタリングの日時
- 利用者の状況 など
就労定着支援のモニタリングの注意点
モニタリングでは利用者の状態や変化と、個別支援計画時にたてた支援内容に乖離がでていないかを確認する必要があります。
また、利用者自身やその家族のニーズにも変化がある場合があるので、そうした変化を的確に捉えモニタリングシートに反映しましょう。
モニタリングを通して、新たな課題や目標の変更が発生する場合もあります。
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無料でダウンロードできるモニタリングシートのひな形をご用意しました。 こちらからダウンロードの上、ご活用ください。
※こちらのひな形に関しては、ユーザー様の責任にてご利用ください。また、ご利用の際には、行政からの通知、事業所の最新の状況等に応じて、項目や内容を編集してください
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まとめ
ここまで、就労定着支援のモニタリングシートについて解説してきました。
モニタリングは、個別支援計画の内容が利用者の現状と合致しているかを確認し、支援を柔軟に修正していくための重要なプロセスです。 このプロセスを丁寧に行うことで、利用者本位の、より効果的な支援を実現することが大切です。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
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