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障害福祉サービスで利用されている「ジェノグラム(家族歴)」。利用者だけでなく、その家族との関係性を整理し集約することで、より適切な支援に繋げるためのツールとして活用されています。
この記事では、ジェノグラム(家族歴)とはどのようなものか、その意味や目的、書き方と記入例について解説していきます。 ぜひ最後までお読みください。
ジェノグラム(家族歴)とは?
ジェノグラムは、利用者の日々の生活の背景や、受けている支援の状況などを可視化するため、家族構成などを図式化したものです。原則として3世代までの家族について記載します。
一見すると家系図のようですが、ジェノグラムは利用者と家族の繋がりだけでなく、同居か否かなどの生活の状況や家族同士の関係性にも言及します。
ジェノグラム(家族歴)を書く目的
ジェノグラムは利用者と家族の関係性を一覧で可視化することから、生活の状況を一目で把握できる利点があります。
また、様々な専門性を持った職員が支援にあたる障害福祉の現場において、利用者の情報共有の効率を高める目的でも用いられています。
その他、ジェノグラムを用いて本人やその家族とのコミュニケーションを円滑にできることも目的の一つです。
ジェノグラム(家族歴)を作成するタイミング
ジェノグラムは初回面談時や初期のアセスメント時など、支援を行う前に作成するのが一般的です。初期の段階で家族構成や生活環境を把握しておくことで、より適切な支援やコミュニケーションがとれるようにしておきます。
また、支援を続ける中で利用者の生活環境やライフステージ、家族構成に変化があった場合には他の書類と同様にジェノグラムも更新しましょう。
ジェノグラム(家族歴)の書き方
ジェノグラムでは、一般的に下記のような記号で表現します。
![]()
引用:厚生労働省「18 歳到達後の継続⽀援計画策定における⽀援者向けガイドライン」
3世代まで遡って記載するジェノグラムは、利用者から最も離れた親等から順に配置していきます。そのため、祖父母から順に配置し、親世代、利用者の順に配置しましょう。
婚姻関係にある場合には記号同士を線で結び、離婚している場合には斜線を2本引きます。
子どもは両親の線の間から1本線を引き、記号に繋げます。
また、同居の場合などは同居している家族を点線などで囲んで表現します。
ジェノグラム(家族歴)の記入例
![]()
引用:今治市「~とにかく書こう!ジェノグラムとエコマップ~」
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まとめ
ここまで、ジェノグラムについて解説してきました。利用者のバックグラウンドを一目で把握できるジェノグラムは、職員同士のコミュニケーションだけでなく、利用者・家族とのコミュニケーションも円滑にすることができます。
より精緻な利用者の理解を進め、適切な支援を行えるように、分かりやすいジェノグラムを作成しましょう。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
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