モニタリングは、利用者に適した支援を実現する上で重要な役割を果たしています。グループホーム(共同生活援助)で働かれている皆様の中には、「どのタイミングで実施すればよいのか」「実施しなかった場合にどのような影響があるのか」について、詳細を知りたいという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
この記事ではグループホーム(共同生活援助)のモニタリングについて、その目的や実施タイミング、記載項目や注意点、実施を怠った場合のリスクについて解説します。
また、帳票作成等に密接に係る内容として、「令和8年度臨時報酬改定」は事業所を運営する上で無視できない話題です。
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カンタン要約:グループホーム(共同生活援助)のモニタリングとは?
- モニタリングとは、利用者ごとに作成した個別支援計画やサービス等利用計画の内容が、利用者の状況やニーズに合っているかを定期的に確認するプロセスのことです。
- 個別支援計画のモニタリングはサービス管理責任者が担い、計画期間である6ヶ月以内に少なくとも1回以上実施する必要があります。
- 目標の達成度や利用者の満足度などを確認し、適切な時期に実施・記録されていない場合は「個別支援計画未作成減算」の対象となる可能性があるため、注意が必要です。
グループホーム(共同生活援助)におけるモニタリングとは?
モニタリングは、利用者ごとに作成した個別支援計画やサービス等利用計画について、その内容が利用者の状況やニーズに合ったものであるかを定期的に確認するプロセスのことです。事業所での支援を通じて利用者の能力や環境に変化が生じた場合には、再度計画を見直してより利用者に合った状態に修正していきます。
また、個別支援計画のモニタリングはサービス管理責任者が、サービス等利用計画のモニタリングは計画担当者が実施します。
グループホーム(共同生活援助)のモニタリング実施のタイミング
モニタリングは個別支援計画の内容と実際の支援を経た利用者の状況・状態を評価するものです。そのため、個別支援計画の期間内に少なくとも1回以上、モニタリングを行う必要があります。グループホーム(共同生活援助)では個別支援計画の期間が6ヶ月なので、その期間内に実施しましょう。
グループホーム(共同生活援助)のモニタリングシートとは?
モニタリングシートは、実際にモニタリングを行ったことで見てきた利用者の変化や、新たな課題の見直しなどのポイントを整理し、まとめる書類のことです。
モニタリングシートに盛り込む項目
モニタリングシートには、一般的に個別支援計画と連動して記載する項目と、モニタリング用の項目があります。
具体的には、以下のような内容を記載します。
個別支援計画と連動する項目
- 短期~長期目標の達成度
- 利用者の満足度
- 支援計画の進捗
- 支援の効果
- 支援の適正さ
- 支援を通した利用者の反応
- 支援計画の見直しの要否や変更点
モニタリング用項目
- 氏名、生年月日、住所などの基本情報
- モニタリング実施者と同席した職員の氏名
- モニタリングの日時
- 利用者の状況 など
グループホーム(共同生活援助)のモニタリングの注意点
モニタリングでは利用者の状態や変化と、個別支援計画時にたてた支援内容に乖離がでていないかを確認する必要があります。
また、利用者自身やその家族のニーズにも変化がある場合があるので、そうした変化を的確に捉えモニタリングシートに反映しましょう。
モニタリングを通して、新たな課題や目標の変更が発生する場合もあります。
さらに、モニタリングは実施すること自体だけでなく、決められた時期に実施し、記録として残すことも重要です。適切な時期にモニタリングや個別支援計画の見直しが行われていない状態は、「個別支援計画未作成減算」の対象となり得ます。
この減算は原則として該当する利用者ごとに適用され、該当月から状態が解消されるに至った月の前月まで、所定単位数の一定割合が減算される仕組みです。そのため、モニタリングの実施日・実施者・内容を記録に残し、期限内の実施を徹底することが、減算リスクを避けるうえでも欠かせません。
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※こちらのひな形に関しては、ユーザー様の責任にてご利用ください。また、ご利用の際には、行政からの通知、事業所の最新の状況等に応じて、項目や内容を編集してください
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グループホーム(共同生活援助)のモニタリングに関するよくある質問
Q. モニタリングとアセスメントは何が違いますか?
A. アセスメントは、個別支援計画を作成する前に利用者の状況や希望を把握するための情報収集のプロセスです。一方でモニタリングは、個別支援計画を作成し支援を開始した後に、その計画どおりの支援が行われているか、内容が利用者の状態に合っているかを定期的に確認するプロセスです。実施のタイミングも役割も異なる点に注意しましょう。
Q. モニタリングの結果、計画の見直しが必要になった場合はどうすればよいですか?
A. モニタリングで乖離や新たな課題が確認された場合は、その内容を踏まえて個別支援計画の見直しを行います。見直しにあたっては、支援内容や目標の適切さ、目標に対する進捗の分析などを行い、必要に応じて担当者会議を実施したうえで計画を修正し、利用者・家族への説明・同意・交付という一連の手続きを経る必要があります。
Q. モニタリングシートに決まった書式はありますか?
A. 共同生活援助のモニタリングシートについて、全国共通の統一様式はないものの、指定権者(自治体)によっては独自のフォーマットを示している場合があります。管轄の指定権者にひな形の有無を確認したうえで、指定がある場合はそちらを優先して使用しましょう。
Q. モニタリングの実施記録は、誰の名前で残す必要がありますか?
A. 個別支援計画のモニタリングは、サービス管理責任者が実施する業務です。実施記録には、実施者としてサービス管理責任者の氏名を明記し、実施日時や同席した職員の氏名とあわせて記録に残しましょう。
まとめ
ここまで、グループホーム(共同生活援助)のモニタリングについて解説してきました。個別支援計画作成時の内容が利用者のニーズや状況に合っているかを確認するモニタリングは、見直しなども含め、利用者とその家族を支援する上でも重要な役割を担っています。加えて、実施のタイミングを守り記録を適切に残すことは、支援の質を保つだけでなく、減算リスクを避けるうえでも欠かせません。適切な流れと頻度でモニタリングを行うことで、利用者に合った支援を提供できるようにしましょう。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
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