法令遵守と使いやすさを両立!個別支援計画の作成時間は半分になりました
- calendar_month 使用開始2024年
- person 使用人数5名(2025年3月時点)

株式会社パレット様は全国16拠点でサテライトオフィス事業と就労移行支援事業、自立訓練事業を展開しています。今回は代表の三宅様、主任の松永様、サービス管理責任者の大柳様の3名に、かべなしクラウド導入の背景や活用ポイント、そして地方創生を志す事業への想いを伺いました。
課題
- 他社ソフトを試したが、行政指導を受ける不安があった
- 法令を守るための手間や工数の発生に懸念があった
決め手
- 法令や自治体のガイドラインを遵守できる
- 現場の職員から使いやすさという声が多かった
- 利用者も直感的な操作で打刻やデジタルサインができた
効果
- 個別支援記録の作成にかかる時間が導入前の半分に
- 入退室記録、書類交付履歴など確認作業への負担が軽減
- 簡易入力システムへの転写で人的ミスと作業時間が大幅に減少
行政指導に厳しい障害福祉事業だからこそ、法令の遵守はソフト選定でも重要
ソフトを検討するきっかけを教えてください。
三宅様:株式会社パレットは東証グロース上場企業のCRGグループの子会社なのですが、子会社化するにあたって自社で使うソフトを探していました。他社のソフトを試した際、サービス提供記録の印刷、押印、承認の過程でソフトの仕組み上、これでは行政指導を受ける懸念があると感じました。そこで、法令や自治体のガイドラインに沿っているかに重きを置いてソフトを探しました。
法令の遵守をソフト選定で重要視する理由は何ですか?
三宅様:私たちの会社は上場企業のグループ会社であり、公の企業として社会的責任を果たす義務があると思いますので、コンプライアンスを徹底しています。また、これまでの経験上、障害福祉事業は特に行政指導に厳しく、適当な運営ではいけないことを知っているのでより一層意識しています。
個別支援計画の作成時間は約半分に!何度も確認する手間が減りました
かべなしクラウド導入のポイントを教えてください。
三宅様:かべなしクラウドは東京都のガイドラインをすべてクリアしたソフトでした。地方自治体によってルールが異なることは認識していますが、他に東京都のガイドラインを準拠できているソフトは見つかりませんでした。特にサービス提供記録の確認や押印に関して、しっかり基準を満たしていると感じました。
大柳様:現場としても、かべなしクラウドは他のソフトよりも使いやすいと感じました。特に使いやすいと感じるのは記録のしやすさです。過去の個別支援計画書をコピーや一部引用して作成ができるので、作成時間は導入前の半分くらいになりました。
かべなしクラウドの導入で、何度も同じ事を確認をする、という手間も減りました。利用者の入退室は、利用者自身がタブレットで打刻とデジタルサインをし、自動で実績記録票に反映されます。利用者へ渡す書類も、かべなしクラウドから直接メール送信でき、交付日が記録されて便利です。間違いなくデータで記録が残るので、抜け漏れを何度も確認する作業が不要になり、利用者とかかわる時間が増えました。利用者の方もスマートフォンに慣れているので、抵抗感なく直感的な操作でスムーズに導入できました。
外出先でも状況が把握しやすい
松永様:私は請求業務を担当しているので、簡易入力システムへ手入力で転記していた作業が不要になり、大幅に効率化されました。人為的な入力ミスも起こらなくなり、安心です。また、定着支援で外出することが多いため、外出先で記録の確認や入力ができる点も便利です。
三宅様:会社を経営する立場としても、遠隔地からアクセス可能で、すぐに各事業所の状況映されます。利用者へ渡す書類も、かべなしクラウドから直接メール送信でき、交付日が記が把握できるのは助かっています。月の売り上げ状況や稼働状況が随時スマートフォンからでも見れるので、経営指標と合わせて確認しています。複数の拠点があるので、今後もシステムを統一し一元管理していきたいです。
地方創生で不平等性を感じる人を減らすインフラに
様々な活用シーンを教えていただきありがとうございます。今後の展望を教えてください。
三宅様:「地方創生の実現」は株式会社パレットの企業理念の一つです。人材派遣などのHR事業にかかわってきたので、郊外や地方都市に住む障害者のキャリア構築や、企業とのマッチングのし難さは大都市と比較して差が大きいと感じていました。
その課題を解決するため、就労支援事業だけでなく、サテライトオフィスやBPOセンター(委託業務を行う拠点)なども運営しています。拠点は現在16か所ですが、武蔵境オフィスのように、大都市ではなく大宮市や仙台市などの地方都市にあります。
今後も地方の必要な場所に事業所を展開していき、不平等性を感じる人を減らすインフラになっていけたらと思います。
