情報の一元管理で支援記録や状況把握がスムーズになりました!
- calendar_month 使用開始2024年
- person 使用人数6名(2025年2月時点)

東京都小金井市で自立訓練(生活訓練)事業所「こらだ環境研究所」を運営している鞍田様。ソフト導入前後の変化と事業所の展望について伺いました。
課題
- 利用者情報はExcelに、支援記録はソフト作成と管理がバラバラ
- 必要な情報を紙の書類から探していて、すぐに確認できない
決め手
- 利用者の基本情報がソフト内に細かく残せる
- 個別支援計画のカスタマイズができ、記録しやすい
効果
- 利用者情報と支援記録の一元管理で情報共有が楽に
- 利用者や相談支援への書類はメール交付機能で完結
導入前はExcel、ソフト、紙と情報管理がバラバラでした
「こらだ環境研究所」の特徴を教えてください
こころ・からだ・生活環境・調理の4つのプログラムをメインに提供している自立訓練(生活訓練)事業所です。プログラムを通して、心と体と環境がどのようなバランスになると自分にとってベストなのかを理解する(研究する)ことを目指しています。
自分自身を深く研究し、理解するところに力を入れている点が事業所の特徴です。通われている利用者の方を「研究員」と呼んでいます。
導入前の悩みとソフト選定の経緯を教えてください
以前は利用者の情報はExcelでまとめ、支援記録は別のソフトで作成していたため、情報の行き来をいつも不便に感じていました。 さまざまなソフトの利用経験がありますが、「情報を一元管理したい」とずっと思っていました。
法人設立後は就労継続支援B型から事業を始めたのですが、この自立訓練事業所の立ち上げをきっかけに、改めて情報の一元管理を叶えられるソフトを探しました。
職員間の情報共有やジェノグラム作成も楽になりました
情報を一元管理することで、どんな変化がありましたか?
「かべなしクラウド」を導入してからは、利用者情報と支援記録の一元管理ができるようになり、情報共有がスムーズになりました。
以前は一人の利用者に関してExcelやソフト、紙など様々なファイルを見なければいけませんでした。 現在は「かべなしクラウド」を見れば網羅的に情報を取得できるので、職員間で情報共有がスムーズになりました。
利用者に関する情報がソフト内に細かく残せるので、支援記録やアセスメントの作成もしやすくなりました。 薬歴や既往歴も過去の情報を残して追加していけるので、便利に感じています。
ジェノグラムや社会関係図も以前はフェイスシートに手書きして、ソフトの中には入れられませんでした。 図で視覚的に確認するために毎回紙のファイルから探していました。いまはソフト内で簡単に作成でき、いつでも確認できるのでご家族などの関係把握が楽にできます。
離れた事業所の状況把握もしやすいです
便利に感じている機能を教えてください
メール交付機能を活用しています。個人情報を隠した状態で、利用者へ代理受領通知書を、相談支援事業所へ個別支援計画をソフト内からメール送付でき、交付実績も管理できます。
以前はメールで送付する際に個人情報保護のパスキーの設定をしたり、交付実績の管理も面倒だったのですが、ソフト内で完結できるので手間がかからなくなりました。
就労継続支援B型事業所は施設長に運営を任せているのですが、ソフト内で情報を一元管理出来ているので、離れていても状況の把握がしやすいです。 2週に1度オンラインでミーティングをする際も、ソフト内の情報を一緒に確認しながら行えます。
地域に密着した事業所として、利用者につながりや安心の場を提供したい
今後の展望を教えてください
現在は小金井市内に就労継続支援B型と自立訓練(生活訓練)の2つを運営していますが、就労移行や定着支援などとの多機能型を目指して、利用者の方の選択肢を増やしていけたらと思っています。
法人化のきっかけは、タウンキッチンが主催する空き家活用をテーマにした創業支援セミナーでした。この事業所も空き家を活用しているんです。おかげで地域の人との関わりができ、市役所の方と公園づくりに参加したりもしています。
今後も市区町村と協力して地域密着型で経営していき、利用者の方がネットワークを広げられ、つながりや安心の場を就職先以外にも見つけてほしいです。
