記録や利用者情報を一括管理!多彩な機能で利用状況の確認や工賃計算がスムーズに
- calendar_month 使用開始2024年
- person 使用人数8名(2025年4月時点)

武蔵小金井駅から約10分。緑に囲まれた小径の途中に、一般社団法人Atelier Michauxが運営する「ムジナの庭」はあります。施設長を務める林様に、事業所の特徴やかべなしクラウドを使った感想などをうかがってきました。
課題
- 事業所の増加に伴い、複数事業所の情報を一元管理したい
- 工賃のパターンが複数あり、工賃計算をスムーズにしたい
決め手
- 記録や利用者情報の管理をソフトだけで完結できる
- 工賃は複数パターンを細かく設定できる
効果
- 月別の利用者情報を閲覧しやすく、運営状況を把握しやすい
- 工賃設定を活用して月々の工賃計算が楽に
- メール交付機能で代理受領通知や個別支援計画をすぐに送れる
リスタートできる社会の実現を目指し、就労継続支援B型を開業
事業所の特徴を教えてください。
私たちは「何歳からでも、リスタートできる社会へ」を掲げ、就労継続支援B型事業所を運営しています。利用者の方の生産活動は心とからだのケアがテーマの雑貨や、焼き菓子などのモノづくりです。作ったものをオンラインや自社イベント、マルシェなどの外部販売会で販売しています。
また週に一度、庭時間というプログラムを組んでおり、庭の手入れを行う中で土に触れ、気持ちを落ち着かせるような時間も作っています。当社の代表が植物や香りに関する仕事をしていたこともあり、その経験がプログラムに反映されています。
ムジナの庭の開業当初は一般就労を目指す方や日々のケアを必要とする方など、利用者の層も様々でした。ですが、2024年に新しく自立訓練事業所「こらだ環境研究所」を立ち上げてからは、ムジナの庭はより就労を目指す色が濃くなってきています。
そのため、働くことや自身の障害特性の理解など、就労に関する基本的な内容を学ぶプログラムを月2回実施し、会社見学やハローワークへの同行なども行っています。
新たに事業所を立ち上げたタイミングでかべなしクラウドを導入
かべなしクラウドを導入いただいた経緯を教えてください。
導入前は日々の記録と計画などを、ソフトとExcelで別々に管理していました。事業所を新しく開所したタイミングで管理が煩雑になってしまうことがあり、2つの事業所の利用者情報や記録などの情報を一元管理できるソフトを改めて探しました。
導入の決め手はなんだったのでしょうか。
情報の一元管理の他、工賃計算の点でもかべなしクラウドの機能は魅力的でした。当事業所では工賃の設定が複数あるのですが、当時使っていたソフトでは工賃を複数登録しておくことができず、適宜工賃を計算する手間が発生していました。かべなしクラウドは工賃を複数設定できるため工賃計算の手間も省け、情報の一元管理を図れるため、導入を決めました。

メール交付機能が便利。利用状況も見やすく、利用者の情報管理も容易に
特に便利に感じる機能はありますか。
利用状況の確認画面は頻繁に活用していて、特に月間利用状況の画面が特に見やすくて気に入っています。利用者の出勤状況が一覧になっているので、一目で算定数の概算や利用者の休みが多い日、出勤の少ない利用者を確認できるので、毎朝出勤したらこのページをみて、利用が少ない場合は利用者に声がけするなど、利用促進にも繋げられています。

また、個別支援計画や代理受領書のメール交付機能も活用しています。これまで個人の計画などはExcelで管理していたのですが、かべなしクラウドを導入してからは計画の作成から更新、送付までのフローが一本化され、とても楽になりました。
その他、利用者管理の面でも利便性を感じています。例えば体験で来られた方でも情報の登録ができるので、体験を経て実際に契約する、となった時の情報の入れ直しが必要なくなりました。
利用者のさらなるメリット拡大のため、工賃の向上を目指す
ご活用いただきありがとうございます。最後に、今後の展望を教えてください。
開所から4年ほどが経ち、現在は徐々に利用者数も安定してきています。今後もその点は拡大を目指して、収益を安定させられるようにしたいですね。
一方で課題として、生産収入の拡大も必要だと感じています。売上を高めることで、もう少し工賃を上げていきたい。そのために、現在の雑貨や食品の販売だけではなく、企業様からの作業請負も昨年から徐々に開始しています。 今後のさらなる拡大を目指して、営業活動にも力を入れ、より利用者の皆さんの自立を助けられたらと考えています。
